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2019年度 2学期終業式  高校校長訓話

 おはようございます。

 2学期の終わりにあたり3つ話をします。

 1つ目。勉強を怠けないこと。定着させること。
年末は周囲が慌ただしいので、その慌ただしさに流されがちです。PMTMを活用して勉強を怠けないようにしてください。その勉強は、自分の興味関心のあることを深く学ぶのもよいのですが、2学期の内容を「定着」させることも大切です。冬休みには課題がありますが、課題は何のためにあるのでしょうか? 勉強を怠けるのを防ぐためでしょうか。それもあるかもしれませんが、そんなふうに考えると課題は面倒で退屈なものになってしまいます。そのような経験はありませんか。考え方を変えてください。課題はみなさんが2学期に授業で理解した(と思っている)ことを「定着させるため」にあります。理解するだけでなく「できるようにする」ためと言ってもいいと思います。ぜひ課題を前向きにとらえてください。

 2つ目。本や新聞を読むこと。
12月上旬の新聞等で、国際学習到達度調査(PISA)で、日本の高校生の読解力が低下していることが、報じられました。原因はいくつか考えられていますが、読書量減少の影響もあるとのことです。この2学期、どれくらい本や新聞を読みましたか。この報道があったからというわけではありませんが、普段はなかなか時間がとれない人もこの冬休み中はぜひ本・新聞を読みましょう。多読・精読、読み方は人それぞれですが、PMTMに入れて計画的に読んでください。

 3つ目は挨拶をすること。
外部の方からお礼のメールが届きました。その方は12月8日(日)に中学受験の願書を取りに来られました。正門を通ったところで、女子生徒に事務室の場所を尋ねたところ、快く答えてくれ、とても気持ちが良いとお褒めの言葉をいただきました。 年末年始は親戚等、人と会う機会も多いでしょう。きちんと挨拶をしてください。コミュニケーションが円滑に進みますし、何よりみなさんの印象がよくなります。親しい人にこそ、恥ずかしがらずにきちんと挨拶をしましょう。

 最後に、高校3年生のみなさん。センター試験まで1カ月を切りました。最後の追い込みですが、体調管理をしっかりお願いします。センター試験当日をベストコンディションで迎えられるよう、体調を整えてください。高校生活最後の冬休みです。納得のいく冬休みにしてください。

 それでは、この冬休みがみなさんにとって有意義なものになることを祈っています。

2019年12月21日 高校校長 土屋 博文